日 時 2023.2.26(日)13:00~14:30
会 場 薬円台公民館 講堂
講演者 中井 由梨子(20歳のソウル 原作者)
主 催 薬円台公民館 共催:船橋市生涯学習コーディネーター
中井由梨子先生のプロフィル
作家・演出家
「俳優養成者育成ゼミ2004」修了生。演技指導・演劇ワークショップ
開催歴22年、現在は作家としての執筆活動を中心に、映像作品の脚本、舞台作品の脚本・演出、演技レッスンに力を入れている。 市立船橋高校吹奏楽部を舞台に映画化された“20歳のソウル”の原作者である中井由梨子さんをお招きして、映画制作の舞台裏やこぼれ話、また作家・演出家としてのこれからの活動についてお話していただけます。
講演を拝聴して
電車で遅れる?当初からアクシデント、少し遅れの講演会となった。知識不足で今回の講演内容「20歳のソウル」のソウルとは何か疑問のまま・・・ 中井先生の講演がスタートした。思いのほか若く美貌の講演者(失礼)に少々驚いた。話はすすみ、小説の書くきっかけ、記事取材の苦労話、ご家族との対面エピソード、市船高校での経緯など、亡くなった生徒(浅野君)を実名でノンフィクションとして、書き始めたようである。
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中井先生の声が聞こえない、想いに「タイキ(大義)がいま来ている」と声を詰まらせるシーンが幾度か・・・聴衆も静かに聞き入っている。ご家族も会場で、身動ぎせず聴き入っていた。 「タイキの魂」が、中井先生とご家族や市船校の関係者に引き合わせ、彼の短い人生のなかで市船ソウルのヒストリーが応援歌として、これからも県下や甲子園で伝承し盛り上げてくれると思う。
映画もまたである。コロナ禍、先生を奮い立たせ、3月の2~3週間で船橋ロケを終え、感動と涙の作品に成しえたようである。是非、この作品「20歳のソウル」の本と映像(DVD)で奇跡と感謝を観てほしい。今後とも、中井先生、市船高校のご活躍をご祈念申し上げます。(記:大塩)
追伸: 講話を聴いてすっかり感動したので、早々本屋で買おうと思ったのですがあいにく無かった。仕方なく、東図書館で検索、一冊ありました。借りたその本を見て思いました。そう、幾人かの人に読まれたのがよく分かり、作者と読み手の想いが、少しうす汚れた一冊に感じるものがありました。
私は45年位前、職場のプロジェクトチームに将来有望な(当時27歳)航空自衛官が赴任し、バレーボール大会に参加し活躍するも、すごく疲れると腰を抑えている。ご婦人は妊娠半年位、4月に入り、虎の門病院に検査し、その日のうちに入院した。6月に溝の口分院に見舞いに行ったとき、すっかり変わった様子に、帰り道でなぜか震えが止まらなかったのを覚えている。大腸癌の申告を受けていたのである。余命3か月と聞いていたが、石川県小松市で9月頃に亡くなられました。
20歳のソウルを読みながら、その思いと2人の彼が重さなり、涙が止まらず久しぶりに4時間くらいで一気に読み切りました。感動、感動でした。今も書きながら感涙で文字が見えなくなるようです。DVD(映画)もぜひ見たいと思います。(S.O)